「フライドチキン」が好きという人もいれば、嫌いな人もいるだろう。なにも思わない人も。あなたが感じる「師匠」って、どんな感じ?

天気の良い日曜の午後に昔を思い出す

学者、大地を徒歩で行く


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ゆったりと走る姉ちゃんとよく冷えたビール


深夜、眠りに入れないときに、家にあるDVDをゆっくり見るようにしている。
昨日の夜選んだDVDは、エスターというタイトルの米国作品だ。
メインの、エスターは、頭が良いけれど少々クレイジーな女の子。
最後にはびっくりな結末が待ち構えている。
それは見ている経過で、最後にわかる事実が理解できる人がいるのか不思議なくらい意外な終わり方。
結果は、ビックリとするのではなく、ただある種のホラー映画のような終わり方だった。
映画は、いつでも私の夜の時間を楽しませてくれる。
深夜の映画はいつもアルコールとつまみもお供しているので、体重が増加するのが分かる。

目を閉じて大声を出す妹と僕
太宰の人間失格を全部読み終わって、主人公の葉ちゃんの感情も分かるな〜と感じた。
葉ちゃんは、生活するうえで誰でも抱いている感情を、大分持ち合わせている。
それを、自分の中だけに秘めないで、お酒だったり女性だったりで解消させる。
ラストで、行きつけのバーのマスターが、「葉ちゃんは飲んでも飲まなくてもいい子だよ」と言う。
その部分で、主人公の葉ちゃんは要領が悪いんだと、心から気の毒に思ってしまう。

控え目に走る家族と冷たい雨


わが子とのコミュニケーションをとればとるほど、ひとり娘はとってもなついてくれる。
2歳近くまで、仕事がすごくあわただしく、コミュニケーションをとることがあまりなかったため、たまたま抱っこしても慣れてくれなかった。
親なんだけどとやるせない心もちだったが、仕事の業務が激職だからと絶望せずに、毎週、休みの日に散歩に連れていくらようにした、抱きしめても、お風呂でも普通になった。
このごろ、仕事で出かけていく時、自分が行くことが寂しくて涙を流してくれるのが顔がほころぶ。

具合悪そうに歌う母さんと擦り切れたミサンガ
毎晩、キリンビールを飲むのが習慣になっているけれど、最近、その後にワインを飲んでしまう。
もちろん、翌日に誰かと会うような仕事がない時に限定されるけれど。
横浜にいた時に、マンションの近くで酒屋を見つけて、父の日のために購入したことがある。
私は見栄っ張りなので、「1万円くらいのワインを探しています」なんて言って。
父にプレゼントした、ワインが一万円することをついつい話すと、父は気まずそうに「・・・うん、やはりそうだと思った!」と言ってくれた。
他に感想はなさそうだった。
それから、私はあまりワインの値段にはこだわらなくなった。
旨い!と思える時間の友だったら、金額や質にはこだわる必要は、今のところない。

怒ってお喋りするあの人とぬるいビール


旅に行きたくてどうしようもなかった所、それは静岡の真鶴。
この地を知ったのは真鶴というタイトルの川上弘美さんの小説。
いろんな解釈があり、自分の子どもな感覚では、いまだに深い感動はできない。
だけど、登場する真鶴半島の雰囲気が好きで、まだ見ぬ真鶴に憧れていた。
静岡県熱海市と、神奈川県小田原市の境目に位置する所が真鶴。
その突端が真鶴岬。
岬の先、海上に頭を出しているのは、三ツ岩という大きな石3つ。
真ん中の岩の上には鳥居があって、海水が引くと歩いてたどり着ける。
願いが叶い、実際のこの光景を観光することができた。
私のキャノンの一眼のメモリーは真鶴の写真がいっぱい。
ホテルのおばさんにまた来たいと話すと喜んでくれた。

熱中して大声を出す父さんとあられ雲
営業用で何枚かスーツに合うシャツを所持しているけれど、大体買う時に多く試着してしまう。
これくらい、かたちにこだわってしまうのも変わっているかと思い込んでいた。
そんな時に、この前、シャツはオーダーでと言っていた方がいらっしゃったので、非常にびっくりした。
たしかに、ワイシャツひとつできまって見えるからかな、と思った。

気分良くダンスするあなたと花粉症


近頃、小説をほとんど読まなくなった。
30前の時は、かかさず読んでいたけれど、最近、仕事があるし、時間をとりにくい。
もし時間があっても、ゆっくりと小説を読むという気持ちになかなかなりにくいので、読んでいたとしてもおもしろく感じられない。
ただ、すごく楽しめる小説に久しぶりに出会いたい。
村上春樹さんや村上龍さんの小説がとても好きなので、お二人が賞をとった群像文学新人賞が私の好みに近いものがあるかと思って読んでみることが多いが、二人のようにがつんとくるものはなかなかない。
しかし、次の世代の光っている新人小説家がいないかと気になるからまた読んでみたい。
ただ、純文学なのだからと無理に分かりにくい単語を使っているけれど内容が伝わりにくいものも多いから残念だ。

ノリノリで吠える妹と突風
怖い物はたくさんあるけれど、大海原が非常に怖い。
しかも、グアムやハワイなんかのクリアな海ではない。
それ以上の恐怖は、しまなみ海峡などの濃い海だ。
ついつい、右も左も水平線・・・なんて状況を想像してしまう。
気分だけ経験したかったら、open water というシネマがお勧め。
ダイビングで海上に取り残された夫婦の、トークのみで繰り広げられる。
とりあえず、私にとって恐怖の内容だ。
本当に起きてもおかしくないストーリーなので、感情移入はたっぷり味わえる。

気持ち良さそうに熱弁する母さんと読みかけの本


とある休日、私は当時付き合っていた恋人と、横浜から一般道を利用し、茅ヶ崎にやってきた。
目的は、趣味の一眼レフで海を撮影するためだったが、思うように映らない。
海辺は久々だったから、写真に飽きると裸足になって海の中に入りはじめた。
だんだん飽きて、砂で棒崩しをするようになった。
そこ位までは、絶対に近くにあった白のデジタル一眼。
思いっきり遊んで、帰る途中、スタンドで私の一眼がない事に気付いた。
がっかりして部屋まで帰ってきたけど、思い出すと、すごく残念な思いをしたのを覚えている。
数多くのメモリーが入っていた宝物のデジタル一眼、今はどの場所にいるんだろう?

よく晴れた土曜の午後は目を閉じて
作家である江國香織の本に出てくる女性は、どことなくクレイジーである。
話に出せば、落下する夕方の華子。
あと、きらきらひかるの笑子。
もう一つ上げると、ウエハースの椅子の女性画家など。
江國さんの隠された性質を、文章にして表した形なのかもしれない。
心からクレイジーなのが、「神様のボート」で登場する葉子。
もしかすると迎えに来るかもしれないあのひとを待ち、色々なところに引っ越しをする。
あのひとを忘れることなく、再び会えると確信して。
しまいに「ママは現実を生きていない」と、娘の草子に言われてしまうが、この女性には全然よく理解されない。
このシーンが、この作品の接待的にクレイジーなところだ。
実際にウエハースの椅子には絶対に座りたくないけれど、神様のボートには乗りたい。
江國香織さんの書く、クレイジーでもはかなくてせつない主人公が大大大好きだ。




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